結構面白かった。満足度は高いね。個人的に歴代のFFの中でトップ3に入れてもいいくらいの出来ではないかと思う。特に戦闘が面白い。難しくてよく全滅するんだけど、逆にそれが非常に良かった。地道に武器強化やレベル上げをしながら進めるとそんなことはないんだろうけど、自分はそれをしなかったせいか要所要所でよく詰まるわけです。これどうやっても無理だろ!って気分になるんだけど、オプティマや装備を見直して何度も挑戦していると、そのうち打開できる。強敵を倒せたときの達成感が満足度を高めている主な要因かも。
グラフィックと音楽も非常に良くて、様々な部分でクオリティーの高さを感じられる作品なんだけど、問題はストーリーなんだよな。サッズとヴァニラの関係とかあの辺りまではうまく苦悩を描けてたと思うんだけど、最後に近づくにつれて意味のわからない展開が続き、全く引き込まれることもなくプレーヤーが置いてけぼりのままクリアを迎えさせられる。なんでオーファンを倒そうとしてるのかさっぱりわからないわけですよ。コクーンが落ちてもいいの?っていう疑問を感じながら戦わされて、最後は奇跡の力で無理やり大団円に持っていく、本当にくだらないラスト。駄作の映画もドラマも漫画もそうなんだけど、伏線が全くないんだよな。結局、超展開で解決させてしまうから不満が残る。なにかをすればラグナロクの力を自由に操れるという描写もないし、ふたりでラグナロクになれるという描写もない。いきなりラストで全く聞いたこともない話が展開されてるから、ついていくことができないんだよ。コクーンを支える映像はダイナミックだし、エンディングは綺麗で良かったけど、ストーリーについては本当に褒めるところがない。
それとFFっていつも最後はパーティーが団結して、みんなでラスボス頑張って倒しましょう!っていうノリになるのが気に入らない。ラストに行く前にほとんどの問題が解決して、理解しあった一個の集団になってしまうのはなぜなんだ。最後の最後まで相容れない部分を作るとか、逆に最後の最後で分かり合うとかそういうのがなさすぎ。いつも途中でキャラの個性や考えがなくなって魅力が感じられなくなってしまう。クリア後も話が続くつもりでキャラを描けば無個性化は防げると思うんだけど。
ゲームとしてはすごく面白いんだけど、ドラマとしてみたらくだらないことこの上ない。ゲームのシステムを作る人間や、グラフィック、音楽の制作者にはプロの能力を感じたけど、脚本家はただの素人にしか思えない。実際、作家や脚本家やってる人が考えたわけじゃないだろうし当然なのかもしれないけど、せっかく何年もかけて製作する大作ゲームなんだから、そこにもプロの人間を置くべきなんじゃないだろうか。
次回作はこの戦闘システムをうまく踏襲して、ちゃんとした脚本家を入れて作れば更なる名作になるのではないかと思います。
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