龍が如く3(ネタバレあり)

ストーリーがひどすぎる。2の時点ですでにおかしいことになってたけど、3は本当にどうしようもない。支離滅裂、伏線回収しないまま、キャラも最後まで描ききれずに、途中で投げ捨てて終了。浜崎の扱いあれはないっしょ…。中華料理店で包丁持って脅してたシーンでは、この先どんな悪事を働くんだろうとワクワクさせられたのに、結局見所はそこだけで、最後意味不明な出し方されて無理やり幕引き。桐生ちゃんが刺されてなにか次の展開に繋げるわけでもなく、普通にアサガオで快復してる姿映してるし、最後のシーンの必要性が全くわからない。政治家の鈴木も、最初筋に絡ませただけで、その後は出現することもなく、放り投げっぱなしで終わってる。
1もMIAとか意味分からん組織出してきて、3も再度同じようなCIAとかブラッディーマンデーとか出してるし、どうしてここまでヤクザものの話に横文字の組織を出したいのかさっぱりわからない。さらに風間の弟設定がひどすぎる。「boyが…」「シェイクハンドを…」とか無理矢理、会話に英単語混ぜてくるから失笑するしかなかった。警察退職してCIAに拾ってもらったくらいで、「親の命令は絶対なんだ…」とか言いながら、公の場で人殺しまくってる諜報員って一体なんなんですか?
世界に暗躍する武器商人?密輸組織?のブラックマンデーをあぶり出すために、沖縄基地拡大法を提唱する国会議員。これもありえんだろ。風間の弟どころじゃない、田宮含め民自党こそCIAの下部組織じゃないか。この国は植民地かなんかか。そしてその国会議事堂内で対話をする現役大臣と、元ヤクザの組長。お帰りは百人はいるんじゃないかというSP達と議事堂前で大乱闘。そのピンチに駆けつける東城会幹部、しかもダンプで正門から強引に乗り付け…。ここまでいくとある種、ファンタジーだな。
最後は戦闘機で沖縄から東京に移動(小学生同乗)。はいはい風間弟は凄い権力者だね、さすがCIA極東諜報員だね。
ラスボス峯。「みんな俺から離れていくんだー」「金目当てなんだー」。もういいよお前…。しゃべり場で10代の子供相手に相談でもしてろよ。ラスボスの格もなにもない。黒幕のブラックマンデー、トップのリチャードソン。あぁ、桐生ちゃんに何回もボコられてるあなたでしたか。沖縄基地拡大法をちらつかせてまでしっぽを掴もうとした相手が、すでに元組長と何回も殴り合いしてる訳分からん下っ端の外人って…。
そして最後の最後に峯の秘書が、取引額が数千億になります!とか言ってたけど、1では100億の金を巡って争いが起こってたのに、簡単に数千億とかいう単位出してしまったら、以前の話の価値が薄まるじゃないか。真島の兄さんも2、3でただの善人になってしまったし。1みたいな敵か味方かわからない、距離感不明の狂人ぽく描いてたらもっと魅力的になったはずなのにな。
この脚本書いた人間は一体何を考えてるんだ?作家が監修してたのは最初の一作目だけ?3のストーリーはあまりにもひどすぎる。自分で書いてておかしいと思わないんだろうか。龍が如くのシリーズを続けたいんなら、プロの作家の監修を厳しく入れるか、プロに話書いてもらった方がいいのではないかと思う。才能のない人間が整合性のないめちゃくちゃな話にしてしまってる。
システムは良かったんだけどな。バトルも正統進化って感じで、敵がバウンドするのもよかった。壁にぶつけてコンボいれてボコボコにするのは爽快感あったし、ヒートアクションも充実してて楽しかった。音楽もオープニング曲はこのゲームの世界観に合ってて非常にいい。反面、相変わらずキャバクラ関連のミッションは面白くないから、攻略サイト見ながらクリアする作業になってしまってて、次回作があるなら、もうなくしてもいいと感じたけど。
1は破天荒なヤクザが絡んだ他のゲームにないストーリーで評価が高かったのに、3で現代を舞台にした小物揃いのファンタジー物語になってしまった。4作るならここで桐生ちゃんの物語は終わらせて、ストーリーを一新させるしかないかもな。そのくらいひどいことになってしまった。ゲーム部分はかなり面白いだけに残念。